以前の投稿で、資産形成が本当に『貯蓄だけで良いのか』という話をしました。
一方で、『貯蓄以外だけで良いのか』ということも考える必要があります。
資産形成は目的によって、運用方法を変える
子供の学費・老後の資金・住宅や車の購入費用などが、人生で必要となる大きな出費でしょうか。
老後の資金形成と、他の資産形成には多くの場合違いがあります。
それは、実際に使い始めるまでの期間です。
考えてみよう(40歳。子供12歳の人を考えてみましょう)
”大学資金”と”老後資金”を貯めたいなと思っているとします。
子供の大学費用が必要となるまで6.7年。老後資金が必要になるまでは30年ほどあるとしましょう。
①貯蓄で貯める
☆老後資金を貯金で1000万円持っていたとします。資金を使うのは30年後。この資金はどうなると思いますか?
物価上昇が1%だったとして、30年後貯めた1000万円は、750万円の価値しかありません。
今現在の金利では、増えるどころか、資産価値が大きく下がってしまうという悲しい結果になります。
現金ではインフレに対応出来ないのです。
☆大学資金を貯金で貯めます。資金が必要になるまでは6.7年。
もちろん、物価上昇はありますが老後資金の時のような大きなダメージにはなりません。
②投資で増やして貯める
☆大学資金のために投資する
順調に増やしていた資金が、大学入学のタイミングで大暴落。
あり得ないことではありません。短期投資だと、そのリスクを避ける事が難しいのです。
☆老後資金の為に投資する
30年間の長期投資です。何度かの暴落を乗り越えながら、長期でみれば右肩上がりに資産が増える可能性が高いです。
まとめ
資産形成をするときには、
①何の為か
②資産形成にかけられる期間はどれくらいなのか
を明確にすることが大切です。
何故ならば、その目的によって手段が変わってくるからです。
短期的な資産形成→貯蓄◎ 投資✕
長期的な資産形成→貯蓄は不向き 投資◎
ということを知っておきましょう。
近い将来に使う分は貯蓄でコツコツと。遠い未来に使う分は、がっちりホールドする覚悟で長期投資を。
上手に運用方法を使い分ける事で、資金面での心配はせずに心穏やかに生活が出来ますね😉
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